👁🗨 今日の観測対象
タイプ:話題横取り型・共感風自分語り人間

観察者A
今日は“悪気ゼロなのに会話を破壊する人”を観測します。

傍観者B
来たな。“それ私も!”で全試合主役を奪う人。
💬 観測現場
雑談スペース/3人以上の会話環境
話題は軽め。
仕事の愚痴、最近あった小さなトラブル、体調の話など。
被観測者は、空気を和ませるタイプで、
自覚的には「聞き上手」「共感派」だと思っている。
🧨 観測された決定的瞬間
同僚Cが話し始める。
C「この前ちょっと体調崩してさ……」
被観測者、間髪入れずに入る。
被観測者「え!私もそれあった!去年ほんと大変でさ〜」

観察者A
Cの話、まだ2秒しか経ってません。

傍観者B
しかも“私の方が大変”構文に自然移行してる。
🔁 会話ログ(観測用抜粋)
- C:自分の体験を話そうとする
- 被観測者:即座に「私も!」で割り込み
- 話題が被観測者の過去体験にすり替わる
- C:相づち役に回る
- 会話終了後、Cは話し足りなさそうに沈黙

観察者A
共感のつもりで、主語が全部“私”に変わっています。

傍観者B
しかも本人は“いい会話した”顔してるのが怖い。
🧠 観察ポイント①
被観測者は「勝ちたい」わけではない
このタイプの特徴は、
- マウントの自覚がない
- 相手を下げたい意図もない
- 会話の主導権を取った感覚すらない
ただひとつ確実なのは、
👉 相手の話を聞く前に、自分の安心を取りに行っている
🧊 観察ポイント②
「共感」ではなく「自己安定反応」
被観測者は、相手の話を
- 理解しよう
- 感情に寄り添おう
としているのではなく、
- 自分の中の似た記憶を再生
- 「私も同じ」を確認
- 不安を下げる
という自己処理をしている。

観察者A
これは会話というより、“感情のセルフメンテナンス”です。

傍観者B
他人を使った深呼吸みたいなもんか。
🧩 今日の観測メモ(行動 → 心理)
| 観測行動 | 背後の心理 |
|---|---|
| 話を遮って「私も!」 | 共感不安・孤立不安 |
| 自分の体験を長く語る | 安心感の確保 |
| 相手の話に戻らない | 心理的余裕の欠如 |
| 悪気がない | 防衛反応が自動化 |

観察者A
“話を奪う”は攻撃ではなく、防衛。

傍観者B
つまり、心が疲れてるサインか。
🪞 まとめ|観測結果
- 話を奪う人は、共感したいのではない
- 安心したいだけ
- 相手を無視している自覚はほぼゼロ
- 会話の被害者は「話し足りなさ」を抱えて帰る

観察者A
会話が成立しないのは、性格の問題ではありません。

傍観者B
処理能力が限界な脳が、先に自分を守っただけ。
