謝らない生徒と責任が宙に浮いた日|行動が選択として処理された場面【観測日記#23】

観測日
無断欠席が発生した当日。
連絡確認のため、登録されている電話番号へ架電。


電話に出たのは「本人」だった

保護者につながる想定で電話をかけたが、応答したのは生徒本人。

声の調子は落ち着いており、混乱や焦りは見られなかった。

こちらが状況を確認すると、会話は淡々と進んだ。

観察者A
観察者A

電話は成立している。

傍観者B
傍観者B

でも、前提が共有されていない。


事実確認はできたが、謝罪はなかった

会話の中で確認できた事実は以下。

  • 指導予定があったことは認識していた
  • 来室していないことは把握していた

しかし、

  • 遅刻の説明
  • 欠席の理由
  • 謝罪の言葉

はいずれも出てこなかった。

こちらが促したわけでも、遮ったわけでもない。

自然に、出てこなかった


「来ない」ことが、選択として処理されていた

生徒の応対は、
「ミスをした人」ではなく、
「予定が一つ消えた人」のようだった。

遅れて向かう、という意思表示もなく、欠席について説明する姿勢もない。

観察者A
観察者A

判断は、もう終わっている。

傍観者B
傍観者B

行かない、で完結してる。


謝罪がない=無反省、とは限らない

ここでも評価はしない。

謝罪がないことは、

  • 開き直り
  • 反抗
  • 無礼

を必ずしも意味しない。

ただ一つ言えるのは、

責任の所在が言語化されなかったという点だ。


責任が語られないと、共有も起きない

謝罪がない場面では、

  • 何が起きたのか
  • どこまで理解しているのか
  • 次にどうするのか

が宙に浮く。

この会話で成立したのは、

「今は来ない」という状態確認だけだった。


観測できたこと(事実のみ)

  • 電話はつながった
  • 応対は落ち着いていた
  • 欠席は事実として確認できた
  • 謝罪はなかった
  • 次の行動は示されなかった

それ以上の意味づけは、行わなかった。

観察者A
観察者A

謝罪がないと、責任は移動しない。

傍観者B
傍観者B

だから、空中に残る。


🪞観測メモ

謝らない、という行為は、拒否ではなく、非選択のことがある。

選ばれなかったのは「謝る」ではなく、「関係を調整する」という行動だった。


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